Friday, May 12, 2017

一期一会  自分の死を語ろう 

小山少尉は原町出発のとき次のことを書き残した。

「恋しき原町……という二編返しの文句があったが、ほんとうに原町は一度きたら去りたくない。民情豊かなる相馬 ―。比島のはてに消ゆるとも、また南海の露と消ゆるとも、忘れ得ぬ思い出第二のふるさと。相馬原町の発展を祈る。」

二〇年二月六日、フィリピンの空戦で戦死した。岡山県の出身、二十一歳だった。

『嗚呼 原町陸軍飛行場』 

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映画「トテチータ・チキチータ」パイロット版
  
トテチータって何?

この世に思いを残して亡くなった人間が、龍になって、
自分の家族とか、愛する人を空の上から見守っている —